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■ 成心の言葉

Ajyari Joshin

・南無成金剛心 七編(成金剛心 真言)・仏性を体現して菩薩となる
 オン チシュタ バザラ ソワカ 七編

・①菩提心を自覚する(通達本心)
・②修行し菩提心を育てる(修菩提心)
・③菩提心を強固なものにする(成金剛心)
・④仏性を体現して菩薩となる(証金剛身)
・⑤永遠なる悟りを得る(仏身円満)の五相成身観が説かれています。

■ 1月の講話と伝授
​・講話案内 H2025.01
​ 如来様のご利益と解説

■ 大日如来の秘法伝授と解説

大日如来(だいにちにょらい)は、仏教における重要な仏の一つで、特に密教において中心的な存在とされています。
サンスクリット語で「マハーヴァイローチャナ」といい、意味は「大いなる光輝」です。
大日如来は、宇宙の真理そのものであり、すべての仏や菩薩の源とされています。

 

大日如来は、密教の教義において宇宙の根本原理を象徴し、全ての存在の根源であり、宇宙の真理を体現する仏です。智慧と慈悲を備えた光明の存在であり、宇宙のあらゆるものに遍くその光を注ぎます。大日如来の教えを通じて悟りに至ることが説かれています。
密教の二大経典である『大日経』と『金剛頂経』では、大日如来が中心的な役割を果たします。

 

ご利益

大日如来への信仰は、多くのご利益をもたらすとされています。その主なものは以下の通りです。

智慧の向上
大日如来は智慧の仏とされ、彼に祈ることで深い洞察と理解を得ることができるとされています。

災厄除け
大日如来の光明はあらゆる悪しきものを払い除けるとされ、厄除けや災難除けのご利益があります。

心の平安
大日如来の慈悲深い光は、心の平安と安心をもたらします。

悟りへの導き
大日如来の教えを実践することで、究極の悟りに至る手助けを得ることができます。

仏教全般では、大日如来は宇宙の真理そのものであり、すべての仏の根源とされています。
大日如来は曼荼羅の中心に位置し、その周囲に多くの仏や菩薩が配置される形で、教えの全体像を示します。
密教の修行者は、大日如来の教えを通じて自らの内なる仏性を開花させ、宇宙の真理と一体化することを目指します。
真言や曼荼羅の観想を行うことで、修行者は深い精神的な覚醒と浄化を得るとされています。

大日如来の信仰は、仏教徒にとって大いなる精神的支柱であり、ご利益は日常生活における困難を乗り越える助けとなるでしょう。

■ 2月の講話と伝授
​・講話案内 H2025.02
​菩薩様のご利益と解説

菩薩は衆生を救済するために智慧と慈悲を具現化した存在とされる。特に大日如来の化身としての菩薩は、即身成仏の道を示し、行者の修行を助ける。菩薩は現世利益を与え、智慧を授け、行動を導く。マンダラを通じて菩薩と一体化し、その力を得る修行が行われる。

大乗仏教において、菩薩は悟りを求めつつも衆生を救うために留まる存在とされる。六波羅蜜(布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧)を実践し、衆生と共に悟りを目指す。地蔵菩薩は地獄の衆生を救い、弥勒菩薩は未来に仏として現れると信じられている。菩薩信仰は民衆に広まり、祈願による現世利益が求められることも多いのです。

仏教と習合した神仏習合の考え方により、菩薩は日本の神々と同一視されることがあります。観音菩薩は天照大神と結びつき、地蔵菩薩は大国主命と関連付けられる。神仏習合の影響で、菩薩のご利益は神々の加護と同様に受け止められ、五穀豊穣や病気平癒、厄除けの祈願対象ともなりました。

■ 3月の講話と伝授
​・講話案内 H2025.03
​ 明王様のご利益と解説

■ 不動明王の秘法伝授と解説
不動明王は、仏教の守護神であり、特に密教(真言宗や天台宗など)で重要な役割を果たします。煩悩を断ち切り、迷いを焼き尽くす力を持つとされ、その怒りの表情は慈悲の現れです。不動明王は神として受け入れられ、神仏習合の影響を受けて特定の神々と同一視されることがあります。密教の儀式では、不動明王は中心的な存在であり、修行者の守護者として信仰されます。
不動明王の教えが心の安定と浄化に繋がると説き、信仰の実践を通じてその恩恵を強調します。
今回の講話は、不動明王の秘法伝授付きで講話致します。

■ 4月の講話と伝授
​・講話案内 H2025.04
​ 天部様のご利益と解説

天部の仏様は護法善神として仏法と修行者を守護し、現世利益を授ける存在とされる。特に四天王(持国天・増長天・広目天・多聞天=毘沙門天)は仏法守護の役割を持ち、毘沙門天は財運・勝負運を司る。また、大黒天は福徳をもたらし、歓喜天は愛と縁結びの神とされる。密教ではこれらの天部仏を本尊として修法を行い、その加護を得ることができます。

インドの神々が仏教に取り入れられた存在で、釈迦や菩薩に帰依して仏法を守護する役割を持ちます。帝釈天は戦勝と権力の守護神、梵天は智慧と安定をもたらすとされています。信仰の対象として、災難除去や福徳増進を願う祈願が盛んであり、特に毘沙門天や弁才天は武運・財運・芸能の守護神として庶民の信仰を集めています。

天部の仏様は日本の神々と同一視されることが多く、毘沙門天は武神・八幡神と習合し、大黒天は大国主命と同一視されました。。天部の仏様は現世利益をもたらす神として崇められ、開運・厄除け・豊穣祈願の対象と成りました。神仏習合時代には、寺社で天部の仏と神を一緒に祀ることも多く、庶民に広く受け入れられたが、明治の神仏分離後は神道とは分けられています。

■ 5月の講話と伝授
​・講話案内 H2025.05
​ 八百万の神々のご利益と解説

八百万の神は護法善神として捉えられ、仏法を守護し修行者を加護する存在とされています。特に、日本の神々は本地垂迹説により仏・菩薩の化身と考えられました。例えば、天照大神は大日如来、春日大明神は十一面観音と結びつき、神々の力を借りた修法も行われた。密教では、神仏習合の影響で神々を供養し、そのご利益を得るための儀式が存在しています。

八百万の神々は仏法に帰依した護法神とされ、仏教を守護する存在として崇められています。神仏習合の考えのもと、日本の神々は仏教の衆生救済に協力する存在とみなされ、寺院では神々を祀る習慣がありました。例えば、八幡神は文殊菩薩の化身とされ、武士の守護神として信仰されました。神々のご利益は現世利益に寄与するが、最終的には仏法に導くものと考えられています。

八百万の神は自然や万物に宿る神々であり、人々の生活を守り、豊穣・繁栄・厄除けなどのご利益をもたらす。天照大神は国家守護、大国主命は縁結び・医療、須佐之男命は厄除け・武運の神として信仰される。神道では神々に感謝を捧げることで加護を得ると考えられ、神社参拝や祭祀が重要視される。仏教と異なり、死後の世界より現世での調和や繁栄に重点が置かれる。

■ 6月の講話と伝授
​・講話案内 H2025.06
​ 五智如来のご利益と解説

五智如来は大日如来の五つの智慧を象徴し、金剛界・胎蔵界の曼荼羅において中心的な役割を持ちます。

大日如来(中心)宇宙の根本原理、悟りの光

阿閦如来(東)煩悩を断ち切る、災難除去

宝生如来(南)富貴繁栄、福徳授与

阿弥陀如来(西)極楽往生、慈悲の加護

不空成就如来(北)願望成就、障害除去

五智如来は密教の修行において悟りを開くための象徴であり、それぞれの智慧を授けるご利益があります。

五智如来は大乗仏教の思想に基づき、それぞれが特定の智慧と浄土を司る如来として信仰されています。特に阿弥陀如来は浄土信仰の中心となり、死後の極楽往生を約束する。また、五如来の智慧は煩悩を浄化し、悟りへの道を示すものとされるため、修行者にとって重要な存在でです。

五智如来は日本の神々と習合した。例えば、大日如来は天照大神、宝生如来は八幡神と結びつくことが多いです。これにより、五智如来のご利益は神道の加護と融合し、五穀豊穣、国家鎮護、開運厄除けなどの祈願対象となった。神仏分離後も、一部の寺社では五智如来に対応する神々の信仰が続いています。

■ 京都
​・講話案内 2025.1.

■ 7月の講話と伝授
​・講話案内 H2025.07
​ 五大明王のご利益と解説

五大明王は大日如来の化身であり、衆生の煩悩を断ち切る憤怒の仏とされる。主に以下の五尊に成ります。

不動明王(中央)厄除け・煩悩除去・修行者守護

降三世明王(東)煩悩克服・欲望制御

軍荼利明王(南)健康長寿・毒除け

大威徳明王(西)勝負運・魔除け

金剛夜叉明王(北)怨敵調伏・武勇守護

五大明王を本尊とする修法を行い、煩悩を断ち切り、成就を祈願する。

明王は、慈悲深い如来が衆生を救うために忿怒の姿をとった存在であり、修行者を導き悪を退ける役割を持つ。不動明王は特に民間信仰で広く信仰され、護摩供養を通じて厄除けや願望成就が祈願されます。五大明王信仰は、平安時代以降、日本の仏教界に深く根付きました。

五大明王は神仏習合により日本の神々と結びついた。不動明王は愛宕権現や秋葉権現、軍荼利明王は須佐之男命と関連付けられた。五大明王の持つ破邪の力は、神道における祓いや鎮護の思想と融合し、戦国武将にも篤く信仰されました。。神仏分離後も、民間信仰として護符や祭祀が続いています。

■ 東京
​・講話案内 2025.1.

■ 8月の講話と伝授
​・講話案内 H2024.08
​ 先祖供養・水子供養・動物供養

供養は亡者の魂を浄化し、成仏へ導く重要な修行の一環とされています。護摩供や供養法を行い、先祖や水子、動物の霊を慰めることで、霊障を防ぎ、家運繁栄や心身安泰のご利益を得られると考えられております。特に水子供養は地蔵菩薩を通じて、迷える魂を成仏させる儀式が行われます。また、動物供養も広まり、ペットや家畜の霊を鎮めることで、冥福を祈る風習があります。

先祖供養は孝行の一つであり、施餓鬼供養や盂蘭盆会を通じて供養することで、亡者が成仏し、現世の子孫にも福徳がもたらされております。水子供養は、流産・堕胎した子の魂を慰めるために行われ、主に地蔵菩薩に祈願します。。動物供養も「一切衆生悉有仏性(すべての生き物に仏性がある)」という教えに基づき、感謝と冥福を祈る行為として大切にされております。

先祖や亡者の霊は「祖霊神」となり、家や地域を守る存在とされております。お盆やお彼岸の行事では、霊を迎え供養し、感謝を捧げることで家運が守られると考えられ、水子供養の概念は仏教由来だが、神道でも幼くして亡くなった子の霊を鎮める祭祀が行われます。動物供養については、狩猟や畜産の中で命を奪った生き物への感謝を込めた慰霊祭が伝統的に行われています。

■ 9月の講話と伝授
​・講話案内 H2025.09
​ 仏教の解説

「即身成仏」の教えに基づき、修行を通じて現世で悟りを得ることを目指します。その過程で、現世利益(開運、病気平癒、商売繁盛、厄除け)を得るとされ、護摩供や加持祈祷によって仏の加護を受けることができます。不動明王の厄除け、毘沙門天の勝負運、愛染明王の良縁成就など、具体的な願望成就に対応した修法が行われます。密教では「因果即時」の考えがあり、修行によってすぐに結果が得られると信じられています。

仏教全般では、「因果応報」の法則に基づき、善行を積めば良い結果(ご利益)が得られるとされています。ご利益には、現世的なもの(健康・金運・安全)と、来世的なもの(極楽往生・解脱)があり、特に浄土信仰では阿弥陀如来の救済による極楽浄土への往生が最大のご利益とされおります。菩薩信仰では観音菩薩の慈悲、地蔵菩薩の救済などが強調されます。

仏は神の本質(本地)とされ、ご利益は神仏両方の加護として受け入れられました。例えば、薬師如来と少彦名神は病気平癒、毘沙門天と八幡神は武運長久のご利益を持つとされ、神仏分離後も、寺社では仏教的なご利益と神道的なご神徳が共存し、多くの人々に信仰され続けています。

伝法阿闍梨 道庭成心

■ 10月の講話と伝授
​・講話案内 H2025.10
​ 密教の解説

密教では、大日如来を根本仏とし、修行によって即身成仏(生きたまま仏となる)を目指す。その過程で、現世利益(厄除け、病気平癒、商売繁盛、勝負運、縁結び)が得られるとされ、護摩供や加持祈祷が行われております。不動明王の厄除け、愛染明王の良縁成就、毘沙門天の財運など、特定の仏尊への祈願により、即効性のあるご利益が期待されます。特に真言を唱えることで、仏の力を直接得られると考えられています。

因果応報に基づき、修行や善行を積むことで悟りや来世の幸福を得るとされる。密教では「即身成仏」により現世でも悟りとご利益を得られる点が特徴的である。特に真言や陀羅尼の力を用いることで、修行者が仏の加護を直接受け取れると考えられており、密教独自の神秘的な儀式や祈願が発展しました。

神道と密教は神仏習合の影響を受け、日本の神々と仏が結びつきました。例えば、大日如来は天照大神と同一視され、愛染明王は縁結びの神と習合したり、密教の祈祷は神道の祭祀とも共通点が多く、厄除けや五穀豊穣の祈願に応用されました。明治の神仏分離後も、密教の祈願は広く残り、多くの寺院で続けられています。

■ 11月の講話と伝授
​・講話案内 H2025.11
​ 修験道の解説サミット

修験道は密教の影響を強く受け、特に真言密教・天台密教の行法を取り入れています。山岳修行を通じて即身成仏を目指し、不動明王・蔵王権現・大日如来の加護を得ることで、現世利益(厄除け、病気平癒、開運、勝負運、財運)を得られるとされております。護摩供や祈祷、加持によって霊的な力を引き出し、個人や地域の災厄を払う修法が行われます。

修験道は仏教の一派として、特に天台宗・真言宗の教えと関わりながら発展した。修行によって煩悩を断ち切り、仏の智慧を得ることが目的とされるが、同時に現世での加護や願望成就も重要視されています。山岳信仰に基づく修行(入峰修行・護摩修行・滝行など)を行い、個人の霊的な力を高め、衆生を救済する役割を担っています。

修験道は神道の山岳信仰とも深く関わり、神仏習合のもとで発展した。蔵王権現・熊野権現・白山権現など、山の神々と仏が一体視され、山岳そのものが神聖視されました。修験者は「神と仏の仲介者」として地域の災厄を祓い、豊作や健康を祈願しました。明治維新の神仏分離で弾圧を受けたが、現在も神道的な祭祀と仏教的修行が共存し、続けられています。

■ 12月の講話と伝授
​・講話案内 H2025.12
​ 弘法大師様と密教

弘法大師(空海)は日本密教(真言宗)の開祖であり、即身成仏の教えを広めました。密教では、弘法大師様は高野山で今も瞑想を続け、衆生を救い続ける存在とされています。ご利益として、厄除け・学業成就・病気平癒・開運・商売繁盛などがあり、特に「弘法大師御影供」 や「遍照金剛の加持」により霊的な加護が受けられるとされています。また、護摩祈祷や真言を唱えることで、お大師の加持力を得られると信じられています。

弘法大師様は仏法の偉大な伝道者であり、「南無大師遍照金剛」と唱えることで功徳が得られるとされています。四国八十八ヶ所巡礼は、お大師ともに修行し、ご利益を得る巡礼として知られています。特に学業や技芸の向上、災難除けに対する信仰が篤いのです。

神仏習合の時代、弘法大師様は「天神地祇(てんじんちぎ)」と結びつき、日本の神々と協力して衆生を救う存在とされました。例えば、お大師様が修行した地は霊場とされ、地元の神々との習合信仰が生まれました。明治の神仏分離後も、弘法大師様を神格化して祀る信仰が続いており、地域によっては弘法大師様を神道的に祀る風習も残っています。

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■ 12月の講話と伝授
​・講話案内 H2025.
​ 弘法大師様と密教

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